2013年2月23日に当団体が中野商工会館にて開催した、
第2回学習会『お金/不安定/不可視/生活/
生存などを拾いあつめてパッチワークしてみる、がくしゅうかい。
』(以下学習会)に足を運んで頂いた皆様、
ありがとうございました。
当団体は、「被ばく労働の待遇改善を訴える」ことを目的に集い、
2月23日の学習会の主旨は、「
外からでは見えづらい不安定な労働環境に身を置く当事者に現状や
体験を聞いて、自分の環境にも照らし合わせて、
そこにある問題点を皆で学んでいき、差別・偏見をなくす。
労働者の待遇改善を訴える」でした。然るに、
学習会を開催するにあたっては、「差別」「偏見」「労働」
に対するメンバーひとりひとりの認識を、事前に丁寧に話し合い、
合意を持つことが不可欠でしたが、十分にできていませんでした。
その結果、当団体として「差別は不当であり、
なくすべきであること」
という明確な立場表明をすることなく学習会を進めることになり、
職業に対する差別、
偏見を追認したと受け止められる表現を用いた発言をしてしまいま
した。
端的には、進行を担う司会者の発言として表面化したこの問題は、
内部での事前の認識の共有や議論の想定が十分であれば起こさなか
った、または、同様のことが起きたとしても、
その場で意識的に状況を把握し、異議を唱え、より議論を深め、「
差別、偏見は不当だ」
ということを会場全体で確かめ合えたもので、
メンバー全員の責任であります。
当日、重要なお話を聞かせて下さったゲストの皆様と、
この学習会から学び生かそうとして下さった参加者の皆様に対して
、十分な場を作ることが出来なかったことを反省しています。
今後の活動については決まっておりませんが、
当団体が活動を継続する場合は、この経験を活かし、
今回の事態をくりかえさないよう、内部での認識の共有、
意思疎通を確認し、誠実に取り組んでいきます。
尚、ゲストの方々には2014年4月23日に文章を送らせて頂きました。
当団体を応援して下さった皆様には、約一年間活動が止ってしまい、報告もないままでいたことを重ねてお詫び申し上げます。
2014年5月2日
鯛ベックs一同